2013年03月18日

空モモ31周年記念、季節外れのクリスマスソング

 本日は空モモ放映31周年だということで、私が30年3ヶ月の間探し続けて来た、番組挿入歌の一つ「パパがほんとうはサンタクロース」についての最終報告をしておきたいと思います。
 時季外れだということで、本来はクリスマスまで待てばいいのかもしれませんが、30年来の疑問がやっと解けたので、この機会にお話をしてしまうことにしました。
 前回の3月3日(をちょっと過ぎた4日未明)のブログで「ペンギンの歌」のひみつを解いた研究成果(といっても例によって殆ど偶然によるもの)を発表しましたが、全く何の反応もなく、もはやこの手の話に興味を持つ人は居ないのかもしれません。
 しかし、これは元々自分の備忘録として書いているブログなので自分以外は見ないとしても書いておくこととします。
 結論から言いますと、「パパがほんとうはサンタクロース」が収録されたLPレコードが入手できました。
 LPレコードの再生環境がありませんので、曲は聴いていませんが、ジャケットにこれまで分からなかった情報が書いてありました。
 編曲は高田弘、曲長は2分59秒、そして、ミンキーモモ本編ではセリフに隠れたり途中で切られたりしていた歌詞の残りの部分が出ています。更に2番の歌詞までもありました。
 これで、30年来の疑問にやっと終止符を打つことが出来たのでした。

 約30年前、空モモ41話「お願いサンタクロース」の中の感動的なシーンで流れて私に強い印象を残したその挿入歌は、その後発売されるサントラやBGM集には収録されることはなく、その正体にやきもきしたファンは少なくともその時は沢山居た筈です。
 数年後、ミンキーモモ関連のイベントを手伝う振りをして(笑)、楽屋に潜入した私は、そこで直接首藤さんに質問する機会を得ました。
 ミンキーモモに関して伺いたいことは沢山あったのですが、何よりも先ず41話の挿入歌の事を息せき切って尋ねました。
 題名は?歌手は?空モモの音盤に収録されないのは何故か?これで一気に謎が解ける筈でした。
 しかし、首藤さんは、曲の事ははっきりと覚えていらしたにも関わらず、曲の出自については、「分からない。」とお答えになったのです。
 唖然とする私に首藤さんが続けた内容は、
 WEBアニメスタイル_COLUMN シナリオえーだば創作術 第56回 『ミンキーモモ』地球滅亡の危機にある以下の引用と同じです。多分私以外にも何人もの方から訊かれたのでしょう。
 劇中に流れる歌は、ミンキーモモ用に作られたものではない。
 出所は、僕も知らないが、版権のない曲を、音響監督の藤山氏がどこからか探し出してきたものだと思われる。

 私がお聞きした時には、「ビクターの音源倉庫の様なところから」だとも仰っていました。
 これでミンキーモモの音盤として出る望みは無くなったと思われましたが、まだ藤山音響監督と同様な事を考える人が居るかも知れない、と思っていました。
 つまり、ビクターの子ども向けクリスマスソングのCDに収録される可能性もあると思ったのです。
 その後は機会がある毎にレコード屋の子ども向けCD売り場で、ビクターのクリスマスソングのCDのある棚へ行っては該当CDを探し、収録曲を追いました。
 まだインターネットが一般に無かったので、そういった探し方しか出来なかったのです。
 しかし、何の収穫もありませんでした。
 そのうち、「夢の中の輪舞」がリリースされ、パソコン通信が一般化され、海モモが放送されましたが、挿入歌の正体については何も変わりませんでした。
 更に数年経ち、インターネットにアクセス出来るようになり、検索エンジンが日進月歩でどんどん強力なものになっていきました。
 勿論、その度毎に歌詞や41話のサブタイトル「お願いサンタクロース」といった少ないテキスト情報で検索しますが、何も分かりませんでした。
 ある時、海モモや岡崎律子さんの楽曲を、JASRACの作品データベース検索サイトJ-WIDで調べていたとき、版権が無くてタイトルもわからない例の曲に勝手にサビからタイトルを付けて悪戯心で検索してみました。先ずは「パパが本当はサンタクロース」、次いで「パパがほんとうはサンタクロース」として。
 なんということでしょう!
 一件検索されてきたではありませんか。
 作詞:荒木とよひさ 作曲:岸本健介 アーティスト:藤本房子 として。
 41話に使われた当時はともかく、そのときはもうJASRACの管理楽曲としてきちんと管理されている様でした。
 ただし、ビクターが出版者として権利を持っていないところをみると、「音源倉庫の様なところにあった」というのもうなずける気がします。
 荒木とよひささんも岸本健介さんも演歌の作詞・作曲でおなじみですし、荒木とよひささんはミンキーモモのOP/EDの作詞もやっておられる方です。
 藤本房子さんは、独特の声で、パタリロのOPやツカサのウイークリーマンションのCMで有名な方でした。
 正しいタイトルやアーティストが分かったので、俄然勢いづいて、機会がある毎に調べましたが、これでも音盤の情報に接することは出来ませんでした。

 それから更に10年近くの月日が流れ、もう曲名を検索する事も忘れてしまっていた最近、ふと思いついて検索したら、曲名を含むLPがネットオークションに出ていたのです。
 LPでのみ出ていることは予想の範囲ではありましたが、当時子ども向けのLPは直ぐに駆逐され、取り扱いが簡単なCDが席巻していましたので、LPで出ているものはほぼCDでも出るだろうと思っていたのが出会えなかった理由のようです。

 編曲の高田弘さんは、空モモのBGMを作曲された方でした。
 作詞の荒木とよひささんと共に、ミンキーモモとは遠からぬ関係だったわけです。
 最後に、気になる歌詞ですが、長く引用しすぎてJASRACから請求が来ると怖いので、一題目の最後だけを引用します。
 41話のBパートで歌が切れているところの続きです。本編と合せてお楽しみください。
 ないしょだけど しってるんだ

になっています。

 終わってみて、30年間は私にとっては、常に現在の問題であり続けましたので、長い気はしませんでしたが、経緯を纏めてみると背後での社会の動きが歴史の様で、そこで初めて時の流れを感じました。
 首藤さんにこの結果をご報告したかったですね。
 きっとまた興味の無さを隠そうともしないのでしょうけど。
posted by 桃杖海姫 at 22:33| 石川 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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