仕事が忙しい時はとても時間的余裕は無く昼は外食でしたが、仕事が暇な時は残業代も入らないけど時間的余裕もあったので、よく弁当を作って職場に持っていきました。
空モモ放映中であった事も有り、是非、「ミンキーモモ弁当」を作りたいと考え、頭の中でシミュレーションしておりました。
肌は少し醤油を染み込ませたご飯、瞳は青菜、カチューシャとブーツは玉子の黄身、髪の毛はでんぶ、シャツは玉子の白身、ポシェットの紐やスカートはタラコや紅生姜、と考えてきて、最後に星の飾りやベストの水色や青を何にするかで考えが止まってしまいました。
青い食材が見当たらなかったのです。
青い食紅を使えばそれで解決する、というのは当時から分かっていましたが、紅生姜の様な、その食材で定番になっているものならともかく、青の為の青、というのは負け、という気がしてそれを使いたくは無かったのです。
そのまま、時は過ぎ、平成となり、海モモが放映され、21世紀となりましたが、水色問題は相変わらず未解決でした。
数年前から、「虐待キャラ弁当」のブログを嚆矢として、キャラ弁がブログにわんさか出てくる様になりました。
きっとその内ミンキーモモも…と期待しましたが、難しいのか、キャラがマイナーで古いせいか、なかなか出てきませんでした。
しかし、ついにミンキーモモをキャラ弁にする方が現れました。
なつかしアニメをキャラ弁でというみさこさんのブログの魔法のプリンセス ミンキーモモ弁当(キャラ弁)にそれはあります。
元ネタの絵は、空モモのロマンアルバムの表紙のわたなべひろしさん原画のセルワークです。
青水色問題は、緑色を使う事で回避しておられます。
自分は何もしていないのに、四半世紀近くの案件の一山が越えられたと感じられた瞬間でした。
今度は私が、もっと別のアプローチで青水色問題を回避して、立体造形のモモ弁を作ってみたいと思います。